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忘れないアイルトン・セナ

アイルトン・セナがF1レース中の事故で亡くなってもうすぐ10年になります。
私にとって彼は永遠のヒーローであり、決して忘れることのできない人です。
F1というスポーツは単にドライバーの技量があるだけでは優勝できません。走りを支えるスタッフ、速いマシン、資金を供給するスポンサーなどの要素が交じり合ってはじめて速いチームが生まれます。このような複雑な条件下において、速さを求めて毎回ギリギリのせめぎあいをしていくのがF1の魅力です。
そんな混沌としたF1世界の中で、当時アイルトン・セナは見ているほうが驚くほどの速さをみせつけてくれました。どんなサーキットでも、どんな天候でも、絶対的なスピードを見せてくれた彼は「音速の貴公子」と呼ばれました。でも彼の魅力は単にスピードだけではありません。彼は人間的にも大変尊敬できる人でした。速さに対してのこだわりと自己努力、そして自分以外の要素に対しての働きかけ、なにより彼とエンジンを供給していたホンダの関係は素晴らしいものでした。でも私にとっての彼の最大の魅力は、人に対する優しさでした。ブラジル人である彼に日本人の面影を重ねてしまうほど、彼は人情にとても厚い人でした。なかでも特に印象に残っているこんなエピソードがあります。ターボエンジンが禁止されマクラーレン・ホンダが苦戦をしいられていた頃、ホンダの創始者である本田宗一郎氏が亡くなりました。その時彼は腕に喪章をつけてレースに挑み、厳しい条件下にもかかわらず見事に優勝しました。それは共に戦ってきた本田宗一郎氏への彼からのメッセージだったのだと思います。混沌としたF1の世界でそんな人間味のある彼の姿は私を魅了しつづけました、あの日が来るまでは...
その彼が事故で亡くなったサンマリノグランプリがもうすぐ始まります。あれから10年経ってホンダはようやくポールポジションを取れる位置に戻ってきました。そして彼に憧れてF1を目指した佐藤琢磨もいい走りをしています。彼はいまでも多くの人々の心の中に生きています。私も彼が愛したF1の世界をこれからもずっと見続けていきたいと思います。

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